オカルト蒐集家が本気で選んだ本物の怪談・奇談 境康夫

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怪談

オカルト蒐集家が本気で選んだ本物の怪談・奇談 境康夫さん

ネタバレ感想⚠️です。

1話目、昨今流行りの?インバウンド客に悩まされつつも強かに宿坊を運営しているお寺さんにまつわる後味のよくないお話から始まります。

宿泊施設って、事故物件みたいな告知義務ないんだ💦初めて知り勉強になりました💦

特にイヤーな感じがしたのは、とある島に伝わる伝統の由来のお話。弱者をスケープゴートに仕立て上げ、その弱者の中でも罪なき弱い存在がいて…

本ページを読んでくださっている方で、どなたか「お食い初めで鯛の代わりにおこぜを用意する」という地方にお育ちの方はいらっしゃいますでしょうか?

いいえ、余所者が興味本位で覗き込むのはいけないことですよね。

ほか、ミンサーにまつわる怪は引き摺ってしまう人は読まない方が良いかも🍔💦はい、おそらく想像通りの内容です🙏💦

この本を読む前に怪の帖 美喰礼賛を読んだのですが、こちらを読んでいて食べ物にまつわる怪談に目が留まります。

散々「礼賛」というワードを変換してきたのに、ウェブに感想をあげた途端なぜか変換できなくなってしまったのですが、何故なのでしょうか💦

1巻目ラスト。猟師さんと山に入るお話が出てくるのですが、こう、人が及ばない山の怖さや神秘を感じられるのが大好きです。駆除した獣をただ捨てるなんて勿体無いというのは、猟をしたことのない、山の怖さも知らない、都会の人間のエゴでしかないのかも。

こちら、バァンと幽霊と遭遇するようなわかりやすいお話はないのですが、それがまたリアルな感じになっています。すべてはヒトが創り出し、後悔や恐怖と結びつけられ、ヒトが感じること故に。🙏✨

続けて2巻もKindle Unlimitedで読ませていただき…

作者はタイで一年ほど過ごした経験があるそうで、若気の至りによる行動や経験不足によって一度の失敗が命取りとなった、リアルな怖い話から広がって、とある理由により見つからないご遺体の行方に関する考察が恐怖です。

某国でアルビノの方が呪術の材料(もう、意味わかりません)されるという事件が今でも頻発していることは知っていましたが、タイの寺院でも犯罪被害者かもしれないミイラが瞑想の道具として奉納?されているという噂が怖かったです。たとえ悪い事をした人が間違った方法で徳を積もうとしたとしても、受け取る方が怖いヨ😱

そして何かが宿った?魅力的な中古品のお話は、件の釣り好き以外にも無関係のお話ではないですね。近所のブックオフにも呪具と化した何かが眠っているかもしれません。

それにしても、作者は霊感がないとたびたび書かれていますが、全くそんなことはないと思います。お母様の血筋から何か受け継がれているものがあるのではないでしょうか。

私個人の感想として、Amazonレビューで高評価の1巻目よりもこの2巻目の方が読み応えのあるお話が多いと思いました。

2冊とも今ならKindle Unlimitedで読むことができますので、気になった方はぜひ♪

Kindle Unlimitedで読む✨

投稿日付けでKindle Unlimitedで読めることを確認しています🙌✨

 

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ひまきん ときどき呟いてます。
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