怪の帖 美喰礼賛 宿屋ヒルベルトさん
食にまつわる怪談！新鮮な気持ちで飛びつきましたが、喰うことは生きること。料理に隠された命のやりとりは怪談にうってつけのテーマなのかもしれません。
始まりや終わりが不明なままの不可解な話から始まる怪談のフルコース！
個人的には序盤の、謎のピザまんが気になってしまい、食べたくて仕方なくなってしまいました🥟💦
謎に美味しいよね、ピザまん。カタカナとひらがなの組み合わせも好きだ。
翌日に昼時のコンビニに出向いたものの、中高生に買われた後でありつけずです…
枝豆の話も好き。私たちの考える願いの対価って、あちらさまの相場とは全然合っていないのかも。これは気をつけないといけません。手からこぼれ落ちるほどの願いはやめときましょ。ちらほらと、親切の裏側にあるものを示唆されてヒヤリとさせられます。親切なふりをして何かを押し付ける人、それが何かを知らずに感謝しながら受け取ってしまう人、それなりの年数生きていたらどちらかを、あるいは両方を経験しているかもしれません。
縁切りのおまじないの噂についてのお話があったのですが、自宅のトイレバージョンを知っています。トイレットペーパーに黒マジックで苦手な人の名前を書いて流すんです。するとなぜか関係が解れるというおまじない。私は中学生の時にやったことがあって、効果がありました。縁切りというよりも仲直りという感じですね。びっくりするほど感動的な？仲直り劇場でした。水に流すことで私の方の気持ちが解れたのかもしれませんね。
個人的には、お肉のお話が好きです。🍖得体の知れない怖いやつ。
それほど派手な怪談は見受けられないのですが、後日談なんてないのが実話体験的なのです。どこか懐かしい情景の浮かぶ、変な意味でなく大人向けな印象を受けました！
