怖い話で飯を食う 読んだ♪

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怪談

怖い話で飯を食う 都市ボーイズ はやせやすひろさん、呪物蒐集家 田中俊幸さん

面白かった。お二人とも若い頃にそれぞれ壮絶な体験してらっしゃいます。そして怖い話や不思議な話を受け入れる土壌が育ってらっしゃる。

お一人目、都市ボーイズ「はやせやすひろ」さん。岡山が津山市出身とのことで、私も一般的に想像するだろう事件を連想してしまいました。人間関係が固定された場所に生まれ育って、いじめられたこともおありだそうです。相方さんや奥さんとの馴れ初めのエピソードでは、自分が悪かったな、情けなかったな、悔しかったなぁっていう、触れられたくないところまで包み隠さず話せる勇気ある方です。

とりあえず、自分の隣で起こっている心霊現象より伊集院光さんのラジオが大事!これはちょっとわかる。ちょっとくらいの霊障なら、それどころじゃないんじゃあ!って叫んじゃいそう。

うちはyoutubeやプライムビデオでホラーや怪談見ると子供も見る可能性があるからやめなさいって言われてるのであまり動画系見られないんですけど、この本一気に読んではやせさんのファンになりました。取材スタイルも良い!怪異がどうして怪異になるのか。

そして自分の誕生日プレゼントに奮発して呪物を買う!これは本物です。

いやほんと、被害者を出してしまった肉屋の怖いおじさんの餌食にならんで本当によかった😱

そして、お馴染み?呪物蒐集家の田中俊行さん。神戸出身で何不自由ない家庭に生まれ育った田中さんは長男として期待され、英才教育を施されていました。でも、中学生の時に子供同士の遊びの中で無茶をして交通事故に遭ってしまいます。田中さん、このとき九死に一生を得ているんですね。

それから、快活だった田中さんは、ご自身いわくぼーっとするようになったそうです。有名塾や家庭教師などの習い事も辞めてしまい、通常チロリン村という有名低偏差値高校に入学します。

そんな中でイジられることすらなかったというのは、野生の感が働く人たちが何かを感じ取ったのかもしれないです。本能を刺激したんですよきっと。

事故以前と性格や嗜好がまるっきり変わってしまうという極めて厳しい体験をされているのですが、オカルト的には何か開花したのかもしれません。

母の子供時代、校外学習か遠足中の児童の列に車が突っ込んで頭を打ち入院した同級生がいたのですが、元々とてもおとなしかった子が退院後には別人のように明るく積極的になったそうです。頭を打ったから、、ということですが、田中さんはこの逆のパターンでした…

お二人の自己紹介やインタビューの間にいろんな怖い話が挿入されてますが、子供の頃に熱湯で目をつぶされた本物の霊能者のおばあちゃんが出てきたと思ったら、インディーズ霊能者とか、インディーズ占い師とかちらほら出てきて、和ませてもらいました😊

お二人とも呪物への愛情あふれる素敵な?方で、ご本人たちにもたまに障りが出ますが、それよりも周囲の方に障る方が多いのは、松原タニシさんと共通しているようです。

あ。半分ほど読み進むと、呪物の紹介が始まってしまいます😂

しっかり、写真も憑いてます。写真なのにドキドキ💦コアなファンの方にはきっとお馴染みの情報なのですが、小さい写真なのに呪物たちの存在感がずっしりきます。

1900円の価値がある(私はKindle版購入したので1,500円くらい)、読んでおしまいじゃなくてあれこれ検索して呪物や宗教をもっと知りたくなる一冊でした♪東南アジアとアフリカ、めっちゃ気になってます!

Amazonのレビュー見て購入決めましたが、良かった✨

クマントーン、Amazonにも売ってる😂