ぼくと呪物の奇妙な生活読書感想。好奇心が止まらない💦

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怪談

ぼくと呪物の奇妙な生活 田中俊行さん

ページを開くと巻頭カラー写真で田中さんと同居中の呪物の紹介が!!

タニシさんとコラボでお馴染みの呪いの人形チャーミーさんなど、眺めているとちょっと嫌な動悸がしてきます。可愛い絵柄の漫画なので、怖さが和らぎます😊

こちらもネタバレ感想⚠️

チャーミーはオカルトファンからのプレゼント🎁として、お手紙付きでやってきました。とある老人ホームに突如として現れたチャーミー。入居者のおばあさんに可愛がられましたが、その方は誤嚥性肺炎でお亡くなりになります。高齢の方の施設でしたので、この時点で何ら不審な点はないですよね。

しかし、次にチャーミーを譲り受けた同施設入居者のおじいさんも突然死されます。その次はその方と仲の良かったおじいさん。この方はチャーミーに何か不穏なものを感じ取り、引き取った介護士さんが車を運転していると対向車線に来たトラックが突っ込んできて…と不幸が連鎖したとか。

そんなの送ってくるのか…と思いつつ。結局田中さんはチャーミーを処分せずに手元に置くことになりました。

田中さんのご実家は神戸(松原タニシさんも!)で、ご兄弟は皆さん家庭を持ち巣立っていますが、田中さんだけが子供部屋おじさんに。しかも呪物とオカルトな趣味のものって、勘弁してって感じですよね笑

素敵なお母様のようで、独立するよう発破をかけられています♪

チャーミーに不気味な動きが見られ、ついにお母さまは霊能者を呼びますが、田中さんはチャーミーを連れて逃げ出し、安寧のオカルト暮らしを求めて上京しました。

そして家を決めるより先に、ふらりと立ち寄った蚤の市で本物に近いクマントーンというやばい呪物(やばくない呪物はないか)をリボ払いで購入!まじか。

クマントーンとは、タイの古来の風習で、本来は亡くなった赤ちゃんや胎児をミイラにして金箔を塗りお祭りするというその家にとっての守り神のような存在だったようですが、開運効果が著しく高額取引の対象になったそう。そうなると、恐ろしい事件が相次ぎ、政府はクマントーン作りを禁じます。

今売られているのはクマントーンを模した置物ですが、中には遺灰と墓場の土やハーブを混ぜて作った本物に近いものがあるそうです。

その夜、ネカフェで就寝中にクレームが入ります。

「赤ちゃんの鳴き声がうるさい」

田中さんはクマントーンの宿主を変える契約を忘れていたのです。赤子の喜ぶお菓子を供えると、突然携帯に連絡が入ります。

条件に合う部屋が見つかったという、不動産屋さんからの連絡でした!

クマントーンすごいぞ。

家が決まるとお母さまから実家に置いていた呪物コレクションが送られてきます。自立を促すおかん、最高です。着払いじゃなさそうなのが、愛。

コレクションの一つであるデスマスクの話が出てくるんですけど、タニシさんと同じように田中さんも霊障に鈍いお陰で助かってるんじゃないですかね?😂

てか、東南アジア怖い💦ナムマーンプラーイ…

呪物に関する小ネタもたくさん読むことができて面白いと言っては何ですが、面白いです。

呪物って博物館クラスのものは億だったり、コレクターが多いものは骨董のように高額とありますけど、田中さんも10万単位のものをぽんと?!買われてて財源気になります。経費で落ちるのかな?

てか、田中さんの呪物部屋、引っ越した後は事故物件扱いになるんじゃないですかね?💦

私なら告知して欲しいです、住まないから😂